Tsutae Factory×GERMAN CARS 大人の趣味車育成計画②
大人の趣味時間を堪能するためのクルマを作っていくのが本企画のテーマ。お披露目となる今回は購入時からキズがあった外装と内装のリペアを実施。満足のいく仕上がりとなった。
外装、内装の職人ワザによって新車同然の仕上がりに!
今回はお披露目ということで、購入時からキズがあったフロントバンパーとレザーシートをリペアすることにした。フロントバンパーは前オーナーが傷つけてしまったものだが、これを部分的に修理。ロングノーズとなるZ4は左前部分が確認しにくいため傷をつけてしまったのだと思われる。
シートはレザータイプとなっており、サイドサポート部分に目立つ傷が付いていた。加えてベージュの内装は汚れが目立ちやすい。そこで今回の作業ではシート全体のクリーニングと傷部分の補修を行なった。プロの作業はやはりスピーディで仕上がりも満足のいくものだった。作業を見ていて感じたのは、下地作りと調色が重要であるということ。紙ヤスリを使って傷付いた表面を滑らかにした後、塗料を吹きつけていく。シート自体が新品ではないので、使用感もなるべく再現できるよう努力していると、業者の方は話してくれた。とはいえ、シボが深いレザーシートなどはやはり苦労するそうで、経験と技術が求められる仕事だとつくづく感じた次第である。
シートリペアは約3時間ほどで終了。見た目にも違和感はなく、仕上がりもバッチリ! 明るめのシートが装着されているクルマであれば定期的にチェックしておくといいかもしれない。内装のコンディションは売却の査定時にも重視される部分だ。
さて、次回はラッピングを実施する予定。ボディカラーから見てもブラック系が合うと思うので、ルーフをブラックに、ホイールもブラックがいいかなぁ。足回りにも手を入れていく予定。乞うご期待!
補修前
補修後
写真上が購入時から付いていたキズ。そして下が部分補修後の写真。キズがあったのがまったく分からないほどキレイに補修することができた。
補修ついでにバンパーのダクトを部分ペイント。フィンの部分もブラックにしようかと考えたが、全体のバランスから見て、ここは残すことにした。密かなアピールポイントである。
シートリペアを実施!
レザーにしろ、ファブリックにしろ、シートは運転中常に身体が触れている部分なのでどうしてもキズなどが付きやすい。加えて、レポートカーのような明るい内装色だと汚れも目立つのが気になる。そこでシート全体のクリーニングとキズが付いた部分の補修を行なった。専門業者に施工してもらったのだが、数十年のキャリアを持つベテランの職人で、丁寧かつ満足のいく仕上がりとなった。作業を見学させてもらったのが、調色の技術がとても重要だと感じた。ここが合わないと違和感が出てしまうので、いかに馴染ませるかがポイント。雑談をしながらも作業は着々と進み、約3時間後には終了し、キレイなシートを取り戻すことができた。
交換サイクルをリセットするためにオイル交換を実施。クルマの購入時、とくに油脂類はメンテナンスサイクルをリセットしておくといい。
トップをオープンにしてのバックショットは個人的なお気に入りポイント。素敵です!
【取材協力】 つたえファクトリー
BMWを専門とするプロショップ「つたえファクトリー」。元ディーラーメカニックが多数在籍し、確実な整備を行なってくれる。コンピュータ診断機も完備している。
~ 続く ~