豊富な整備実績から導く確実な故障診断
田園風景の中に島が浮かんでいるかのような建物集落の一角に「FAST GARAGE TANIE」は(以下、FGT)、BMW、ポルシェ、アウディ、メルセデス、VWなどドイツ車の入庫が多い修理工場だ。
車検整備から、足回りの交換はもちろん、走りの性能に大きく影響するエンジンやミッションなど、ディーラーに相談してもすぐに対応してもらえない不具合であってもしっかりと対応してもらえるのは、部品の調達も含めて多くの整備実績があるということでもある。
分解整備などの重整備もたくさんこなしているからこそ、各メーカーのウィークポイントも熟知。トラブル原因を迅速に突き止め、素早くアプローチしてくれる。
ゆったりと寛げるスペースを用意しており、ここでメンテナンスや車検の相談に乗ってくれる。
例えば、アウディのトランスミッションであるDSGのトラブルは通常の使用環境において、ストップ&ゴーを繰り返すような走行が多いクルマに発生しやすい。一般的にトランスミッションの修理の場合、リビルド品への載せ替えをお勧めしているが、DSGに関しては分解修理を可能にしている。トランスミッションに対する知識、整備技術だけではなく、部品ルートも確立しているからこそできる整備であると言える。
そしてもうひとつ、ナビやオーディオなどを一括して操作できるアウディのMMI(マルチ・メディア・インターフェース)のトラブルにも対応。ディーラーに持ち込むと、丸ごと新品交換となり、その金額もおおよそ100万円オーバー。これは、MMIの中のユニットがディスプレイ、チューナー、アンプなど複数に分かれていて、トラブルの元になるユニットのみを探し出して、その箇所だけを修理という事に対応しているディーラーが少ないのだという。
FGTでは、故障しているユニットを特定し、それに変わるユニットを予算に応じて新品もしくは中古品のいずれかに交換。費用も工賃込みで20万円前後といった具合だ。もちろん故障箇所によって費用は変わってくるが、ディーラーよりもリーズナブルであることは間違いない。BMWではエンジン回りのオイル漏れが多いが純正ガスケットやパッキンへの交換に加えて、部位によっては液体パッキンも使うことでオイル漏れを徹底的に排除。こうしたサービスマニュアルにはない専門店ならではのひと手間は、豊富な実績と経験によるもの。多くのドイツ車に携わっているからこそ、車種に応じた点検で確実に故障原因を特定し、トラブルを解決してくれる。愛車の維持で困ったことがあったらFGTに相談してみよう。
アウディのツインクラッチ式トランスミッションであるDSGのトラブルは今でも多い。ディーラーではアッセンブリー交換となるケースが多いが、FGTでは分解修理を行なってくれる。こうした作業ができるのも部品調達に加え、メカニックの高い技術があることの証でもある。新品交換に比べて大幅に費用を抑えられるのは、ユーザーにとっても嬉しい。詳しくはFGTに問い合わせてみよう。
SUVなどの大口径ホイールにも対応するタイヤチェンジャーを用意しているので、カスタムサイズでも心配なし。ATFチェンジャーやエアコンガスの整備マシンも用意している。
ハイテク化としたドイツ車に対応する整備がエーミング。センサーやカメラの状態を正しくチェックするものであり、FGTではオーテルを採用している。
●FAST GARAGE TANIEの強みはココ!
年式を問わず幅広い車種に対応
取材当日はBMWやメルセデス・ベンツ、その奥にはポルシェが入庫していた。普段から年式を問わず幅広い車種に対応しているからこそ、その蓄積が財産となり、多くのドイツ車の故障診断に生かされている。BMWではE系もF系もオイル漏れが多く、メルセデス・ベンツはセンサーなど電気的なトラブルが多いとのこと。プロによる点検を受けておくこともトラブル予防には大切なこと。
各メーカーに対応する故障診断機を多数用意
高年式モデルのメンテナンスにおいて必須なのが故障診断機。各メーカーの専用機のほか、ボッシュやオーテルなどの汎用機も用意しているから、メーカー、年式を問わず対応できる体制が整っている。現代のドイツ車はセンサーや電子ユニットなど目に見えないトラブルが多いが、診断機があるから解決できるというわけではなく、診断機はおおよその見当をつけるもの。診断は人がするものであり、ここにもFGTの豊富な整備実績と知識が生かされている。
【問い合わせ】
FIRST GARAGE TANIE(新潟県)
●所在地:新潟県三条市西本成寺2-9-32
●TEL:0256-46-8155
●営業時間:9:00~18:30
●定休日:月曜日/祭日