ALPINA B3S Bi-TURBO
希少なアルピナの中でも
さらに上をいく特別なモデル
スペシャルな仕立てと絶品フィールで
極上の時間を過ごす
新旧問わずコアなファンが多いアルピナ。一度乗ってしまうと、ユーザーからその感動が忘れられないという話もよく聞くほど、ファンの心を鷲づかみしている。
ここで紹介するのは、E90型335iをベースに、2979㏄直噴ツインターボユニットに、マーレー製の専用ピストンを組み込んだスペシャルモデル。徹底したフリクションの低減、エアフローシステムの改良、インタクーラーの追加などアルピナの技術力の高さが伺えるパワーユニットである。335iのナチュラルなフィールと比べれば「ターボ感」が顔を出すシーンもあるが、低回転からトップエンドまで40psのパワーをバランス良く上積みしている。スペックは最高出力370ps/51.0㎏-m。リムジンの他、ツーリング、クーペ、カブリオをラインナップしている。
取材車はアルピナの輸入台数3333台を記念して、なんと世界限定30台で生産された超希少なB3S。インテリアを中心に特別な仕様となっている。例えば、ダコタレザーのシート、ステアリング、インテリアトリムなどを特別装備。リアエンブレムがボディ同色となるなど、他のアルピナモデルとの差別化が図られている。
アルピナは他の自動車メーカーのように大量生産の道は選ばず、1台1台の精度を高めながら性能を追求している。そのため、このE90型であっても250台程しか存在しない。そんなスペシャル感がコアなユーザーの心を掴んでいることに加えて、走りは独特な個性。硬さと柔らかさを高次元でバランスさせたその繊細な走行フィールは、感動の極みと言っても過言ではない。