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【Mercedes-Benz & BMW アンダー200万円】気になる2強ブランドのアレコレを比較! 人気の14車を厳選! ⑥

 ドイツの2強ブランドであるメルセデス・ベンツとBMW。ここでは両ブランドをセグメント別に徹底比較して、イメージに左右されない「違い」を明らかにしていきたい。続いてはR171とE87。

 

Mercedes-Benz 2代目SLKクラス(R171)

●生産期間
2004~2011年/2008年~後期型

SLクラスの弟分として十分なスペシャル感を持つ2シーターオープン

 Cクラスの基本コンポーネンツを使って作られる2シーターのロードスターがSLKクラス。その2代目モデルは登場から10年以上が経過しているが、SLRマクラーレンを思わせるような鋭く力強いデザインは色褪せていない。エンジンは4気筒を基本としていた初代に対して、こちらはV6を基本エンジンとして設定、動力性能を高めステアフィールをよりシャープにするなど、よりスポーツ性を高めている。SLの弟分として十分なスペシャル感を持つ素敵な2シーターである。

SLKならではのデザインが採用されたインテリア。初代よりも質感が向上している。
 
Specifications         04年式SLK350
全長           4090㎜
全幅           1810㎜
全高           1300㎜
ホイールベース      2430㎜
トレッド(前)/(後)     1525/1550㎜
車両重量         1490㎏
エンジン方式       V6DOHC
総排気量         3497㏄
最高出力         272ps/6000rpm
最大トルク        35.7㎏-m/2400~5000rpm
トランスミッション    電子制御式7速AT
 

BMW 初代型Z4(E87)

●生産期間
2003~2008年/2006年~後期型

独創的なデザインは今でも新鮮
BMWらしい走りをオープンで楽しめる

 クラシカルなデザインだったZ3から一変、鮫を連想させるようなフロントマスクとエッジの利いたボディラインに生まれ変わったBMWのロードスター。デザインはクリス・バングルの手によるものだ。ウエストラインが高くなったため、乗車感覚は囲まれ感がある。インテリアの雰囲気もクラシックからモダンへとチェンジした。ベースとなっているのはE46型3シリーズ。開閉式ルーフは前期型では3.0iのみが電動だったが、その後のマイナーチェンジで全モデルが電動式に改められている。

運転席はコクピットのような印象。エンジンやATをスポーツモードに切り替えられる機能も。
 
Specifications         03年式2.5i
全長           4100㎜
全幅           1780㎜
全高           1285㎜
ホイールベース      2495㎜
トレッド(前)/(後)     1475/1525㎜
車両重量         1380㎏
エンジン方式       直6DOHC
総排気量         2493㏄
最高出力         192ps/6000rpm
最大トルク        25.0㎏-m/3500rpm
トランスミッション    電子制御式5速AT
 

R171とE87の違い

トップの種類は?

ハードトップとソフトトップ

両車の大きな違いとなっているのがトップの種類。SLKはバリオルーフと呼ばれるフルオートマチックのハードトップを装備。ボタン一つでクーペにもオープンにもなるメルセデス自慢のメカニズムを搭載している。Z4はソフトトップとなるが、対候性に優れ軽いというメリットもある。

トップの開閉は?

Z4の前期型の一部は手動式

革新的な機構であるSLKのバリオルーフ。トップの開閉にかかる時間は約22秒。Z4はソフトトップが標準となっていて、前期型は上級グレードである3.0iのみ電動式だったが、後期型からは全て電動式になった。トップの開閉にかかる時間は約10秒である。

トランクの容量は?

トップの状態によって容量が違う

オープンカーのトップはトランクに収納される仕組みになっているので、オープン時とクローズ時ではトランクの容量が異なる。SLKはオープンで185ℓ、クローズで277ℓであり、Z4はオープンで240ℓ、クローズでは260ℓである。ゴルフバッグが積める容量を確保している。