生音(なまおと)本来の空気伝播特性を
車内で再現する独自技術
実はコーン型スピーカーは直接的な指向性サウンドが特徴だ。そのため、車内でも音が届きづらいエリアが存在してしまう。また、ドアやシートなどの構造物に遮られたり、音同士が干渉して打ち消し合う。一方、レイヤードサウンドは超多指向性だ。「さざ波」のように相互干渉が少なく広範囲に音が広がる。この性格が異なる二つの音の重なり合いこそが生音本来の空気伝播特性であり、LAYERED SOUND(=重なり合う音)の名前の由来ともなっている。
そのメカニズムは複雑に動く振動モジュール(サウンドドライバ)を車内の内装材に直接密着・固定させて独自の間接音を拡げるというものだが、「今まで聴こえなかった音が聴こえる!」と体験者が声を揃える特長はこうした大胆な発想と革新的な技術に基づいているのだ。レイヤードサウンド、注目の逸品である
面倒な初期設定は不要、
使い慣れた画面から
お好みに合わせて微調整
このシステムの本質を知る
プロの評価は?
レイヤードサウンドで得られるサウンドに感銘を受け、デモカーへの装着のみならず、正規販売店にもなっているのが、メルセデス専門店の「バルトベーア」の山浦一男代表。その山浦代表と、レイヤードサウンド・セールス&マーケティング(株)の佐藤マサル代表に、レイヤードサウンドの魅力を語ってもらう。
山浦代表 レイヤードサウンドを最初に体験したのは、メルセデスディーラーでのこと。純正とはまったく別次元の音を体験して驚きましたね。その時は家族と一緒だったのですが、特に娘がレイヤードサウンドの音を気に入りまして、当時のデモカーだったCLS53への導入を決めました。
佐藤代表 あの時はエド・シーランを試聴していただいたと思いますが、純正だけに戻した瞬間、歌声と演奏がくっつくような音感となり、まるでお経の様な印象を受けたかも(笑)。でもレイヤードサウンドはあらゆる方向に音が拡がりながら解像感と立体感が向上します。
山浦代表 明瞭に聞こえるのに、疲れない。ハンズフリーでの会話もレイヤードサウンドだと非常に聞こえやすいですね。
佐藤代表 従来のスピーカーでは再現しにくい間接音を出せること、自然な音場と明瞭な音像はドライバーに緊張感を与えず音疲れしません。
山浦代表 車両を乗り換えた場合などに、システムを移設できることも、レイヤードサウンドの魅力ですね。